ピストバイク

ピストバイクと呼ばれる自転車がかなり速いスピードで流行っていますね。近年、起こっているスポーツ自転車ブームにあわせて原油高によるガソリンの高騰も後押ししてかロードバイクやクロスバイクがとても人気ですが、それとは少し違うムーブメントから流行が始まっている独特で過激?な自転車がピストバイクです。もはやママチャリと同一のチャリンコとは言えないシロモノですよね。なぜ過激なのか?と言うと、ピストバイクとは、変速機能が一切ない固定ギアのシングルスピードであり、またブレーキがついていない自転車だからなのです。ノーブレーキピストとも言われ、本来、競輪競技で使用されるトラックレーサーがピストバイクだからなのですね。今ではニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、ベルリン、パリ、トーキョーなど世界の巨大都市で爆発的に街中を駆け抜けています。書類や荷物を運ぶ自転車便であるメッセンジャーが好んでピストバイクを使用しているのです。80年代後半からNYのメッセンジャーたちが、“安い”、“壊れにくい”ということで使用し始めたのがピストバイク・ムーブメントの始まりですね。ですので元々は競輪選手が放出した中古のトラックレーサーをベースに利用していたのですね。だから、日本発のオリンピック種目である“KEIRIN”の自転車がルーツですので、日本の職人さんが手づくりしたトラックレーサーがピストバイクとなり世界中を数多く走っているのですよ。NYのメッセンジャーが流行させ生まれ変わったピストバイク。日本では、日本のスケートシーンの最先端を創作し続ける藤原ヒロシ率いる日本代表スケートチームの“T19”がピストバイクを乗り出したことや2007年にナイキが渋谷パルコの壁面に出した「ブレーキなし。問題なし。Just do it!」の広告などもピストバイク・ムーブメントのキッカケのようですね。

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ピストバイクのカスタム

ピストバイクは、元々競輪競技用のトラックレーサーです。ですからピストバイクのギアは前後とも1枚のシングルスピードで固定ギアになっています。固定ギアだと言うことは車輪が回っている間、すなわち走っている間は常にペダルを漕いでいなくてはなりません。ピストバイクの魅力は、固定ギアだからペダルを踏んだ力がそのままダイレクトに車輪に伝わる、この独特の踏み応えから感じるピストバイクとの一体感を味わえることでしょう。しかし固定ギアは、下り坂でもペダルを漕いでいなくてはならないのです。実はコレ、かなりの恐怖です。しかもノーブレーキだと恐怖感は凄まじいものがあります。この恐怖感にスリルを感じてファッション的や個性のアピールとしてピストバイクを体験する人たちが増えたことがピストバイク・ムーブメントを支持していると言っても過言ではないようですが、危険であることから既に埃をかぶっているピストバイクもかなりの台数があるのではないでしょうか。自転車に乗ると、必ずと言っていいくらい急ブレーキが必要になる場面がありますよね。そんな時、固定ギアのピストバイクはすぐさま止まることができずに大きな事故を引き起こしてしまう可能性があるのです。固定ギアのピストバイクを乗りこなすにはかなりのコツと練習が必要ですよ。子どもの頃、急な上り坂を必死にペダルを漕ぎつづけ頂上にたどり着いた時、その後の下り坂を一気にペダルを漕がずに下った爽快感を体験したことはないでしょうか。自転車の楽しみとはこんなところにもあると思います。だからピストバイクも楽しく乗ることができる自転車としてカスタムすることをオススメします。そのためには、ピストバイクの後のギアをフリーギアに変更することですね。フリーギアにカスタムすることで、ピストバイクならではのダイレクト感も若干薄れ、バックもできなくなりますが、オシャレにピストバイクを街乗り利用するのにはフリーギアとブレーキは必需品ですよ。

ピストバイクの通販購入

ピストバイクはまだまだどこでも購入できるシロモノではありませんね。スポーツ自転車を扱っている自転車屋さんなら取り寄せてもらうことも可能だと思いますが、どうでしょうか。そうなってくると、あとはネットでピストバイクを通販購入することになるでしょう。既にピストバイクに乗ったことがある方やピストバイクの乗り換えを考えている方なら大丈夫だと思いますが、初めてピストバイクを購入するピストバイク初心者の方は、前項の“ピストバイクのカスタム”で記述しました固定ハブである点が肝になってきますので注意しましょう。最近の完成車であるコンプリート・ピストバイクは、後輪のギアが固定ギアとフリーギアの両方が装着されているダブルコグ仕様のリアハブが装着されているものがありますので、その点をチェックして選ぶ方が無難ですね。後輪をひっくり返せばどちらも楽しめますのでね。ピストバイクに慣れるためや街乗りに使う時はフリーギアにして安全に乗る。ピストバイクならではのダイレクト感を味わいたい時やバックを踏んでスライドさせたりとトリック遊びがしたい時は固定ギアにすればピストバイクを存分に楽しむことができます。ビルダーのコンプリート・ピストバイクの場合は、ダブルコグを装着していないピストバイクがほとんどでしょうが、メーカーやスポーツ自転車ショップのコンプリート・ピストバイクにはダブルコグ仕様が多くありますね。ネット通販でピストバイクを購入するなら、FUJI(フジ)、KHS、SPECILIZED(スペシャライズド)、FELT(フェルト)、SE BIKESあたりのメーカー完成車が安心ではないでしょうか。ブレーキもしっかり前後ともフレームに固定されているので安全です。中古のトラックレーサーやピストバイクの場合は、フレームにブレーキを装着するための穴が空いていないピストバイクが多いため初心者は要注意ですよ。後付けの簡易ブレーキは効きがよくありませんし、一般公道を走る場合、前後ともブレーキがついていない自転車を乗ることは違法ですのでね。

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